では実際に、どう対処したらプロモーションを見てもらえCDが売れるのでしょうか。
プロモーションビデオを見てもらいたいというのが主であれば自主制作のビデオ映像を集めて配信しているポータルサイトに登録するという方法があります。訪れるユーザーはビデオを観る事が目的ですから、自ずと目に触れる可能性は高くなります。しかしそれだけに中途半端な撮りっぱなし映像では相手にされないと考えられます。結局、更にカメラの数を増やしカット割りや構成を練り、演出にもこだわる。となると相応の資金が必要となります。それに比例してCDが売れる可能性は高くなりますが、果たして元は取り戻せるでしょうか。
次にCDの販売を主に考えるならインディーズ系の自主制作音楽サイトに登録する手があります。しかしそうしたサイトが珍しかったインターネット創世 記に比較して現在のように大手の音楽配信サイトが多々ある状況では有料のサイトに登録してさえ結果がついてくるかどうかは完全な賭けでしょう。いっそオー デションを受けてメジャーデビューを目指す方が余程現実的かもしれません。
こうして見てゆくとホームページを作っても、およそ期待する効果は得られないように感じます。が、実態はどうなのでしょう?実は大半の方が同様の失敗を繰り返しているようです。その原因は既存の媒体の成功事例をそのまま周到している事に起因しています。
今 回の例で言えばプロモーションビデオを流すことでCDの拡販を目指すのは、あくまでもテレビという一方的に流しっぱなしの媒体を前提としたプロモーション 手法であって、自ら進んで観たいものだけを選んで観ることが可能なインターネットの仕組みでは選んでもらう為に更なる仕組みが必要となります。
事 実、ホームページを利用して大いに収益を上げていると評判の商売には必ずインターネットだから可能になったという仕組みとセットで紹介されています。オー クションしかり、共同購入しかりです。どれも古くから存在している手法ですがインターネットという広大なマーケットと結びついたからこそ新たなフィールド となり得たのです。インターネット活用の世界は始まったばかり。まだまだ可能性を秘めた世界なのです。
これでもまだホームページを持つ事に疑問を感じますか?